1952-12-08 第15回国会 衆議院 予算委員会 第10号
国会解散の直前に、池田元藏相は、メキシコの国際通貨基金年次総会に出発直前、只見川の開発資金として、見返り資金から上田、本名二地点に対し十二億円を早急に融資することを大蔵省事務当局に言明した事実がある。そこで十月二十八日に、いまだかつてない驚異的なスピードと簡単な手続で、この十二億円が融資されておるのでありますが、この経過につきまして御説明を願いたいと思う。
国会解散の直前に、池田元藏相は、メキシコの国際通貨基金年次総会に出発直前、只見川の開発資金として、見返り資金から上田、本名二地点に対し十二億円を早急に融資することを大蔵省事務当局に言明した事実がある。そこで十月二十八日に、いまだかつてない驚異的なスピードと簡単な手続で、この十二億円が融資されておるのでありますが、この経過につきまして御説明を願いたいと思う。
この観点において、大蔵省はドツジ氏との間に折衝を進め、この結果として、昨年十一月二十一日、ドツジ氏より池田藏相あての覚書が総司令部を通じて手交せられたものでありまして、いわゆる日本政府の金詰り経済の打開に努力した結晶であります。
それならば六・三制は中止か又は延期かというと、文相も藏相も六・三制は絶対に変更しないと、こう言つております。一体一文なしで何とかいたすような奇妙な手があるのかしらと私は思うのであります。六・三制なるものは、どなたも御承知のごとく、我が國敗戰の冷嚴な現実の中から、日本再建の基本的結論として、國民がひとしく確認した新教育制度でありますが、それが完成年度に至つて予算上ゼロとなつたのであります。
本資金を獲得するために吉田総理大臣並びに池田藏相は非常なる努力をせられたであろうということを想像し、本壇上より両大臣並びに閣僚に対しまして感謝の意を表する次第であります。(拍手、笑声)又一方、本資金を得るために、曾ての片山内閣総理大臣がその基礎を作つたのも事実であると私は認めるのであります。
○千田正君 それに附随して、さつきからの次長の御説明によるというと、池田藏相はこの予算を更に現行予算内においては殆んど何ら見込みがない、尚且つ追加予算というようなものが出るという、これはとても予断ができない、恐らく今度通過した予算の範囲内において今後の行政的な措置ができないとするならば、これは殆んど不可能に近い、不可能として断言しても差支えないとも私は思いますが、この点について、これは不可能と我々は
これは憲法違反で無効だという論拠は池田藏相の見解をただしたいということであつて、その次に、先刻入江法政局長に聞いたところが、かりにこの予算が違憲の問題は別として、國会を通過したとしても、それを裏づける実体法がない限り、その部分は執行が不可能だということを入江法制局長が言つた。ところが私はその部分ということを実は言つておりません。この点は私は率直に認めます。
○内村清次君 税制改革、及び税の軽減について御質問いたしますが、藏相はこの問題に対しましては、とにかくシヨープ氏が來られてから実現するのだ、こういうことを常に言つておられるようでありますが、こういうような態度はやはり日本の政治家として避くべきものではないか。
このことについては、池田藏相は先般この委員会で、何か先例にそういうことがあるのだということを言つておられたのを私は聞いたのでありますが、私は地方自治体の住民として、はなはだ遺憾だと思う。こういうことはやはり当該の法律改正案を先に審議して、十分討議した上でこれを予算にかけべきだと思う。本日は政府の閣僚も見えませんけれども、私はこのことを質問してみたいと思う。
現に池田藏相や青木安本長官が、この壇上において、わが党内閣ということを言つておることは、諸君も御存じの通りである。しかも、このわが党内閣という言葉に対して一片の物言いも出ないというのは、つまり民自党單独内閣を是認したものであるということにほかならないのであります。世間はこれを呼んで、いわゆる生木を裂いてつくつた吉田犬養密約内閣であると言つている。
從つて、この責任は——無効なる予算審議の責任は明らかに政府が負うべきものであつて、將來國会がこの責任を負うべきものでないと信ずるがゆえに、私は吉田首相並びに池田藏相に対して次の質問をしたいのであります。 まず第一には、憲法の八十四條によりますと、「あらたに租税を課し、又は現行の租税を変更するには、法律又は法律の定める條件によることを必要とする。」とあるのであります。
次いで実は税金問題ですが、一昨日ですか、衆議院の予算委員会において、我々の代議士である米原氏が、闇所得といいますか、そういう問題について池田藏相及主税局長に質問をいたしまして、そのときに共産党が言つておる八千億の脱税というのは、これは事実ではない。
もちろんこの中には先ほど藏相も申されたように、百七十億円ほどの肥料などに対する補給金がございますが、これは一部分である。そしてその抑えた價格がかりに基準年度の百十倍であつたら、その農産物の價格も百十倍である。こういう方法で行きますと、つまり税金をたくさん出して一般の物價を安くする、その安くした物價が百十倍だから農産物の價格も百十倍である。
こういうことになりますが、この点について藏相の御意見を承りたいと思います。
○今井委員 今の藏相のお話はよくわかるのであります。補給金を出して輸入食糧を安くすることにつきましては、私も異論はないのであります。ただそれが、農民はこれによつて少しもその恩恵に浴さない一方的の負担になるというところに疑問があるのであります。從いまして、國の農産物を輸入食糧にさや寄せするためにある程度上げて、その差額について食糧全体に補給金を出す。
○千葉委員 大臣は非常に樂観されておつたようでありますし、また当時大藏当局も、七百二十億円の配付税は、これは実現できるものというように、全國の議長会議に沢田藏相みずからお話になつておるようであります。その結果といたしまして、各府縣の中には、七百二十億を基礎として骨格予算をすでに組んだ府縣があるのであります。その後、五百七十七億に減らされた。
やはり賣拂うような病院も出て來るのじやないかということも一應臆測されるのでありまして、池田藏相の答弁と相まつて、こういう制度をしかれたその時期において、また國立病院の賣拂いということもどんどん行われるのではないかと想像されるのであります。國立病院を賣却することが厚生当局の御趣旨であるかどうか存じませんが、こういつたことについての御答弁をお願いいたします。
併し去年は文部省におきましては、はつきりと最低線というものを示し、そうしてここに局長がおられますが、局長は藏相の出席までして貰いまして、相当強硬な態度に出た、更に当時の関係者は少くともこの予算が通らないときには、はつきり責任をとつて辞めるという背水の陣をとりました。
午前中にも出ましたが、われわれの公約として、取引高税は最大な問題だろうと存ずるのでありまして、池田さんも党員となり、國民と公約された御一人であろうと私は信じますが、また私としても、わが党としても、最もこの難局に立つ藏相として、まあ野球でいえばピンチ・ヒツターとして、池田さんを大藏大臣として推薦したのでありまして、われわれはこの取引高税の廃止ということを無視して、われわれの公約はなしとさえ断言できるのであります
一昨年末、英國がポンドの自由交換停止をいたしましたので、世界の貿易趨勢は物々交換國家主義的な立場においてなさるべきものであるとの意見が経済評論家の間に散見せられましたが、これは当時藏相ドールトン氏が、これはハード・カレンシー國からの輸入超過と、ソフト・カレンシー國への輸出超過の調整をなすため止むを得ざる措置であるという弁明をいたしましたが、果せるかな、数日前の新聞を見まするというと、佛國において開催
最後に、農村に取つても、否、國民全体に取つて最も大きな影響を受けるものの一つである教育予算について、首相、藏相並びに文相に伺います。從來と雖も教育は予算の上では常に冷遇されて來たのでありますが、今回の予算案は全く新教育制度の危機を孕む予算であると言わざるを得ないのであります。
これまた國民生活上の重大問題でありますから、池田藏相の率直な答弁を求めたいのであります。(拍手) 第四に、私は教育問題について高瀬文相の所信を伺いたいと思います。元來私ども民主党は、困難する財政事情の中にあつても、教育立國の主張のもとに、六・三制完全実施を目ざして努力して参つたのであります。この点においては、今日いかなる政党といえども、御同感のことと思うのであります。
なおまた池田藏相はデイスインフレーシヨンであると一言われた。私は安心した。そうなければならぬはずである。ただこのデフレ傾向への極端なる移行が、今回の予算案に示されておるから、産業界といわず、一般財界は非常な不安を持つておるのであります。デイスインフレーシヨンの線においてやるということならば安心であるけれども、石橋財政がインフレーシヨン政策であつたことは顕著な事実であります。
ただいま池田藏相から、われわれの政策はデイスインフレーシヨンである‥‥(発言する者あり)デイスインフレーシヨンであるという話を聞いて‥‥ 〔発言する者多し〕
○今村(忠)委員 福利小委員会に御一任を願つておりました議員の滯在手当増額、並びに議員秘書手当増額の件でありますが、過日中間報告申し上げました通り、ウイリアムズ氏を尋ねて了解を得たのでありますが、結局それを予算化することは、池田藏相との話合いができなければならぬというわけで、その後池田藏相といろいろ折衝したのでありますが、すでにドツジ公使との交渉は一切済んでしまつたあとなので、これからこれを新たに取上
九十二議会において、この財政法が通過いたしますときには時の石橋藏相は、この財政法は、極めて民主的な財政法である、その見地から十分國民に推奬し得るところの財政法であるというふうにはつきり明言いたしましたし、当時の議員も、すべてこれを我が國の財政の民主化のために非常にいい法律であるとして、全部賛成したのであります。併しその後、この財政法がやはり種々二三回に亘つて改正されました。
かつて石橋藏相が、あの、教育などはどうでもいいのだ、文化はどうでもいいのだ、まず食うことが大事だと、悟淡たる氣持で放言した事実がありまするが、その衣鉢を継ぐ大藏大臣は、財政政策の上において、文化はまことに微々たる影の星のごときものでよいと思つておられるのかどうか。